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ニュース 2017-03-01T16:47:58+00:00

広報センター

マイダスニュース

[メディア報道] 2017.10 マイダスアイティジャパン l 事例レポート

 メディア報道 
Author
midasitjapan
Date
2017-12-05 11:40
Views
2183
Archi Future 2017 ガイドブックにmidas iGenのユーザー事例レポートが紹介されました。


Archi Future 2017 ガイドブック

Arup
ビルディングエンジニアリング 構造エンジニア
富岡良太氏

構造をはじめ設備設計やファサードエンジニアリングなどの分野で国際的に活躍する、エンジニアリング集団Arup。Arup東京事務所では構造解析プログラムmidas iGenを活用しており、設計協議での斬新な提案と実現に向けた、構造検討において同ソフトが果たす役割は大きいという。日本の基準や構造設計アプローチに則り行われる断面算定のほか、自由な形態が生み出せるモデリング能力、超高層や免震構造の建築物で求められる時刻歴応答解析が備わっている同ソフトは、さまざまなタイプの建物の設計に活用可能で、意匠設計者との間で行われる情報のやり取りでも、合理化と省力化に大きく貢献しているという。一貫した構造計算と構造計画機能の充実を図り、機能を拡張したソフトも提供するMIDASシリーズに、Arupの構造エンジニア 富岡良太氏も大きな信頼を寄せている。

複雑な形状でも国内の構造基準に則って的確に解析

Arupは英国ロンドンに本社を置き、35ヵ国に85の事務所を持つ、国際的なエンジニアリング・コンサルティング企業である。建築・インフラや都市を対象に、総合的な技術設計、それに伴うコンサルティング業務、さらに企画から完成、その後の運営・維持まで、プロジェクトの各段階で求められる多様なサービスを提供している。東京事務所は1989年に設立され、構造をはじめ、設備・環境、ファサードエンジニアリング、ライティングデザイン、そしてプロジェクトマネジメントやプランニングなど広範囲にわたり、建築家のみならずさまざまな分野のクライアントと、多数のプロジェクトを推進させている。

東京事務所では現在、約25名の構造エンジニアが在籍しており、以前よりマイダスアイティジャパンの汎用構造解析ソフトmidas iGenを活用してきた。midas iGenは、汎用構造解析ソフトと建築構造物を対象とした最適設計ツールを統合したソフトで、多様な解析の効率化を実現する。

入社後、米国のArup事務所で2年間の勤務を経験し、国内外のプロジェクトに数多く参画している構造エンジニアの富岡良太氏は、「midas iGenは、学生時代から慣れ親しんでいたソフトでした。入社後、しばらくは任意形状の立体解析が可能な自社開発の構造解析ソフトを使っていましたが、国内案件の担当が増えるに従ってmidas iGenをメインで使うようになりました。複雑な形状の建物であっても、国内の構造基準に則って、必要な情報が的確に出てくるためです」と語る。

設計条件を与えれば、部材の断面算定を自動で行える。特に、鉄骨断面の選定を行える「最適設計機能」を利用すると、条件にあった部材断面を自動で探すことができるため、役立つという。「表計算ソフトに入力して計算表を作り、任意形状応力解析ソフトを用いて計算した応力から断面算定をしていた頃に比べると、ボタン1つで断面算定ができる感覚です。日本独特の偏心率や剛性率についても、手計算によらずに自動で算出してくれるので助かります」と富岡氏。「また自分の場合、とりあえず最初はmidas iGenで検討してみることが多いです。まずはmidas iGenで断面を当たり、3Dモデルを動かしながら、部材や応力などの情報を見えるようにする。ほかのソフトに比べて扱いやすく、『見たいものが、見たいように見える』というのは大きなメリットです」。

超高層や免震構造の案件で活躍するmidas iGen

「時刻歴応答解析が最初から備わっているmidas iGenは、超高層や免震構造の案件でも使い勝手がいいと思います」と富岡氏。建築基準法では、高さ60mを超える超高層の建築物や免震の建築物では、時刻歴応答解析法を用いることが必要とされる。これは、建築物の構造モデルに地震の波を入れ、建築物全体の動きを見る方法である。日本では、一般的に「串団子モデル」といわれる、建物の層を質量と剛性をもつ団子とバネに置き換えて、シンプルなモデルを作って揺らす質点系モデルが一般的だ。「ただ、例えば地震時に起こる建築物の局所的な変形や応力について、正確な様子は串団子モデルに置き換えては見ることができません。より細かい検討が必要とされる場合は、建築物全体を作り上げた3Dモデルで回したほうがいいこともあります。その際にはmidas iGenを有効に活用し、どう動くかをチェックします」と富岡氏は語る。

近年、作り込んだ3Dモデルで解析をする傾向が、米国を中心に加速していると富岡氏。「すべての構造部材や階段に至るまでモデル化し、自動で断面最適化をする解析ソフトを使う傾向にあります。ただ、若手スタッフが解析結果を鵜呑みにし過ぎると、入力のミスで起こる計算結果の不具合を見落とすようなことがありますので、その点は注意して確認するようにしていました」。また、時刻歴応答解析をする際に先述の串団子モデルは使われず、3Dモデルのまま時刻歴応答解析を行うのが一般的だ。「日本で学んだ者からすると、さまざまな情報が入ったモデルだと、複雑すぎるようにも感じます」と富岡氏。米国では3Dモデルの時刻歴応答解析結果が膨大なデータ量になるため、データをできるだけスムーズに処理する方向に意識が向いているという。「データベースから必要なところを引き出す使い方をするには、ポストプロセッシングが大事です。マイダスアイティのソフトには、今後も新しい機能追加や、より多くの外部ソフトとの連携に期待しています」と、国内外の建築業界を知る富岡氏は、マイダスアイティの今後の展開にも注目しているという。

幅広いニーズに対応するソフトのラインナップ

midas iGenを使って富岡氏が担当した例として、山形県鶴岡市の「鶴岡市文化会館(設計:SANAA)」がある。中央の多目的ホールの周辺にパブリックなスペースが巡り、頭上に分割された多数の屋根がかかるという構成で、複雑な屋根形状を実現するためにmidas iGenが活躍した。「鉄骨の部材断面を算定したデータで3Dモデルを作り、設計事務所に伝えていきました。設計事務所ではその情報をもとにして大きなスケールで模型をいくつも製作し、模型を見ながら検討を繰り返すという独特の方法で進められました」と富岡氏は振り返る。同社では、鶴岡市文化会館のように設計競技応募時点から設計事務所と協働することも多いが、富岡氏はプレゼンテーションで構造のイメージや計算書のダイヤグラムを作成するとき、midas iGenを用いることもあるという。また、広島県尾道市の複合施設「ONOMICHI U2(設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE)」では、既存の倉庫をリノベーションする案件で、倉庫内の工事に重機が入れないために、新規の構造体を軽量鉄骨造で計画した。特殊な構造種別であったこともあり、midas iGenでモデルを作って構造検討から計算書の作成、各種図面を伴う確認申請までを一貫して行ったという。

昨今の公共施設などの設計協議に向けた提案では、建築物を免震構造とすることが当たり前のようになっているといい、富岡氏は構造提案と設備提案が統合された案が今後ますます求められると考えている。「LCC(ライフサイクルコスト)やエコロジーなどの観点でも、構造と設備が一体で考えられることで、建築物の質は飛躍的に向上する可能性があります。Arupでは構造と設備の両方の部門がありますから、自社の強みを活かした提案をしていきたいですね。普段の業務でも連携することは多いので、解析ソフトで作成したデータも一層連携を図りたいと思います」と語る。

マイダスアイティジャパンでは、midas iGenのほか、形状に制限がない一貫計算ソフトmidas eGenもリリースしており、富岡氏は興味を持っている。保有水平耐力計算までできて2次元ベースの結果分析がされる機能のほか、「自動で出てくる構造計算書が、建築確認申請に提出できる形で出てくるのが、大幅な省力化につながりそうです」とみる。また情報基盤CADであるmidas Drawingはmidas eGenから3次元の構造モデル情報を取得し、ワンクリックで伏図・軸組図・部材リスト図を自動生成することが可能だ。「計算モデルの変更点が構造図に自動で更新できるのは大きなメリットですね。不整合の個所を手作業で確認していくことに比べると、作業がぐっと減るはずです。図面としての品質も高く、安心感があります」と富岡氏は実務での活用に意欲をみせる。そしてグローバルの動向を見据えながら、日本国内の状況や要望に合わせて細かく対応するマイダスアイティジャパンのソフトに、富岡氏は引き続き、強い信頼と期待を寄せている。
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